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会長挨拶

日本大学商学部校友会会長
山本 裕二
校友の皆様におかれましては、お変わりなくご健勝のこととお慶び申し上げます。
コロナ禍におきまして、校友会活動も多くの制限をうけてきました。しかし常任幹事会は大学が入場制限をかけていた関係で学外でしたが、月1回対面式の会議をできうる限り開催する努力をしてきました。また本年6月4日に、商学部校友会総会を開催することができました。制限された形式でしたが商学部の嶋学部長をはじめ役教職員の先生方をご招待し懇親を深めることができました。
昨年、本部校友会会長であり理事長であった田中氏及び校友会副会長らの不祥事が発覚しました。日本大学に対するダメージは、私学助成金の全額不交付という金銭的なもののみならず、長年にわたり先輩方が築き上げた日大ブランドを著しく傷つけたものでした。卒業生の皆様に対しましても、多大なるご心配をおかけし恐縮している次第です。本年3月31日に第三者委員会の不祥事発生原因と責任の所在に関する調査報告書が提出され、また日本大学再生会議による新しいガバナンス改革に関する報告書も併せて提出されました。
これを受け本年7月1日に新理事長に作家の林真理子氏、新学長に前総長の酒井建夫氏が就任されました。理事長を含む理事会メンバー24人のうち女性の理事8人による、新生日本大学がスタートしました。新理事長林真理子氏のご挨拶の中に“自分の母校を自慢できる大学にしたい”というお話がありました。私共卒業生に取りこの言葉は心に沁みるものであり、大いに期待するところであります。
また本部校友会におきまして、本年7月14日に校友会改革会議が発足しました。新しいガバナンスのあり方、その活動をサポートする財政基盤のあり方につき改革案が令和5年7月の総会で決定され実行に移されます。日本大学の校友百万人を代表するにふさわしい本部校友会会長を選任すべく、私も改革会議メンバーの一員として貢献したいと思います。
商学部砧キャンパスも本年4月1日より厳格な感染対策を施し、学生の対面授業が始まりました。4月1日には開講式(商学部の入学式)が開催され、卒業生の代表として私が新入生に挨拶しました。いち早く将来の目標を決め、大学4年間に目標達成のため準備することの大切さを強調しました。また本年8月1日に商学部新学部長に長谷川勉先生が就任されました。長谷川先生は我々卒業生に対して、リカレント、リスキリング教育を充実したいお考えを披露されています。大変期待するところであります。
対面方式の授業が再開され、砧キャンパスに学生が行き交い活気があふれてきました。
商学部校友会執行部は、商学部長、事務局長をはじめとする、学部執行部の先生方と連絡を密にして活動しています。常任幹事には事情が許す範囲で月1回の常任幹事会に出席していただき、活発な議論をお願いしています。
母校に対する支援の一環として恒例の奨学金、資格取得支援金、砧祭運営補助金をこの10月に授与しました。
また、校友会の大事な任務であります私共卒業生に対するコミュニケーションを充実することに力を入れていきます。ホームページの充実、タイムリーに新しいイベントをアップすること、視覚に訴える写真を増やすこと等です。また商学部校友会会報46号を4ページから6ページに仕様変更します。少しでも卒業生の皆様に砧キャンパスの豊富なニュースをお届けできるよう努力します。
今年は歴史散歩も開催し、また3年ぶりに教職員とのゴルフ大会も開催しました。残念ながらホームカミングデイは昨年に続き中止となりましたが、新学部長の挨拶、砧キャンパスの今と昔、私の挨拶を動画に収録し、商学部及び商学部校友会ホームページから期間限定(10月29日から11月4日まで)で配信しました。
わが母校日本大学商学部に学ぶ学生は、実学といわれる商学、経営学、会計学を修め、卒業後あらゆる分野においてリーダーシップを発揮することが期待されています。このように重要な役割を果たす日本大学商学部の健全な発展に寄与すべく、商学部校友会は積極的な支援を実行していきたいと考えています。
校友の皆様には今後とも、ご協力並びにご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
2022(令和4)年11月吉日